こんにちは!管理人です。
先日、法人向けタブレット「EGBOK エグボック P803」を紹介しました。
スペックを確認すると低スペックなタブレットだと思うのですが、未使用品で6,980円(税込)という安値な点、Android 11対応、2枚のSIMを挿入できるデュアルSIM仕様、、、特にデュアルSIM仕様のタブレットって珍しいような気がして興味をそそられ、管理人も購入しちゃいました😆
早速 EGBOK P803が届きましたので、開封してパッケージ内容の確認、SIMトレイの確認、対応周波数帯の確認を行います。また、いくつかのSIMを挿入して通信テストを行い、ベンチマークスコア(AnTuTu Benchmark / GeekBench5)の計測も行ってみます。
開封&パッケージ内容
EGBOK P803の箱にはフードデリバリーサービスのロゴが記載されています。
DiDi Foodは2022年5月25日に日本市場から撤退、その影響によって不要となったタブレットが流通する運びとなったのかな?と推測します。
それでは早速、EGBOK P803を開封して電源を入れてみます。
付属品は、電源アダプタ、USBケーブル、SIMピン、マニュアル、QC PASSが入っていました。
本体の重量は仕様上記載がなかったようですが、測ってみたところ「374」gと計測できました。
説明書を開けてみますとメモリは3GBと記載されていました。
管理人以外にも購入された方の中に3GBだったという声を見かけましたので2GBと3GBのモデルが混在しているのか?(詳細は分かりかねますが3GBは当たり???)
SIMカードが2枚入るデュアルSIM対応
次に気になるSIMトレイについて確認していきます。SIMトレイはEGBOK エグボック P803本体上部にあります。
SIMトレイを取り出してみると確かに2枚のSIMが入るようになっていましたので、実際にセットしてみました。
EGBOK P803 の対応周波数帯
EGBOK P803は4G LTE・3G・GSMに対応しています。管理人は3G・GSMの所有している回線がありませんので、本記事では4G LTEについて確認してみます。
4G(LTE) | Band 1/3/8/18/19/26/28/41 |
対応周波数帯を確認してみますと、日本で重要な対応バンドに対応している印象を受けます。
次に、楽天モバイル・OCNモバイルONE(ドコモ系)のSIMをデュアルSIMで挿入してみようと思います。
EGBOK P803に楽天モバイルとOCNモバイルONEのSIMを挿入してみた
まず初めに楽天モバイル回線について試してみました。結論から言いますと4Gデータ通信・Rakuten Linkでの通話・SMSはできました(通常の電話アプリでの音声通話はできなさそうです)。
上記関連記事(EGBOK エグボック P803 楽天モバイル回線 Rakuten UN-LIMIT VI レビュー)で解説している内容と重複しますが、設定アプリを開いてOCNモバイルONEのAPN設定を行います。
OCNモバイルONEのAPN設定は以下の通りとなります。
名前 | ocn |
APN | ocn.ne.jp |
ユーザー名 | mobileid@ocn |
パスワード | mobile |
MCC | 440 |
MNC | 10 または 13 |
認証タイプ | CHAP |
APNプロトコル | IPv4 |
ネットワークとインターネット > NTT DOCOMO > 詳細設定 > アクセスポイント名 > APN追加 > OCNモバイルONEのAPNを入力 > APNの保存と有効化(設定したAPNをチェック) > モバイルデータの有効化(NTT DOCOMOの箇所でモバイルデータにチェック)という流れで進めます(以下画像参照)。
APN設定完了後に電話・4Gデータ通信をしてみたところ、電話の受発信とインターネットの通信を確認。
EGBOK P803 ベンチマークスコアを計測してみた
EGBOK P803には、Unisoc SC9863AというSoCが搭載されています。
このUnisoc SC9863Aがどれくらいの性能を持つのか確認するために、AnTuTu BenchmarkとGeekbench5にてベンチマークスコアを計測してみましたところ、以下のようなスコアが計測できました。
AnTuTu Benchmark | 104,638~108,236 |
Geekbench5 | Single-Core Score : 137〜147 Multi-Core Score : 637〜653 |
上記のベンチマークスコアの詳細について次の記事で確認することができます。
EGBOK P803の技適番号
EGBOK P803の技適番号は「018-210278」と記載されています。
総務省のHPで技適番号を検索してみるとP803の型番に対してNHP Solution Co., Ltd.が出てきます。上記写真にも会社名の記載があります。合わせてP803Xという型番も出てきます。P803より性能のよさそうなものなのか、ちょっと気になりました。
EGBOK P803の使用感
EGBOK P803を実際に使ってみた感想としては動作はもっさりしています。スペックを見ればある程度想定の範囲内です。
動作とは関係ない部分ですが、タブレット本体に指紋が残りやすく汚れが目立ってしまうことが少し気になります。使用後はクロスで拭き拭きしてあげると清潔に使えそうです。
VoLTEに非対応だろうということで、3G回線のない楽天モバイルでは標準の電話アプリでは電話は繋がらないのだと考えます。3G回線がまだ活きているOCNモバイルONE(ドコモ系SIM)は電話が繋がりましたが、今後に予定される3G停波によって電話は繋がらなくなる可能性が非常に高いかなとも考えます。
タブレットに音声SIMを入れて電話をする人がどれくらいいるかはわかりませんが、もし音声SIMを使いたいという場合は使えるSIMと使えないSIMがありますので注意が必要です。
管理人は実際に触ってみて、やはりデュアルSIM対応という所がとても面白い仕様だと思いました。6,980円(税込)で2枚のSIMが入るタブレット。そしてAndroid11対応。スペックこそ低いものの、なかなか興味深い仕様のタブレットで気になっている人も多いのではないでしょうか。
在庫も着実に減っていますので、購入検討中の方は在庫がなくなる前にポチりましょう!
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