こんにちは!サブ管理人です。
前回、災害時や非常時用にスマホを充電するためのモバイルバッテリーを探してみた記事を書きました。
防災バッグに入れっぱなしにするため、バッテリーの膨張などを考えると充電式モバイルバッテリーより乾電池式モバイルバッテリーの方が安全だと思い、乾電池式モバイルバッテリーを4つピックアップしていました。
今回の記事では、そのうちの1つを購入して乾電池式モバイルバッテリーでスマホに充電がどのくらいできるのか、実際に試してみたことを記載します。
エレコム 乾電池式モバイルバッテリー DE-KD02BK を購入&開封
購入してみた乾電池式モバイルバッテリーは、エレコムの「DE-KD02BK」です。
近くの家電量販店で1,150円で購入しました。
エレコム 乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」のパッケージに同封されていたものは以下の通りです。
- 乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」本体 x 1個
- USB-A to USB-C ケーブル x 1本
- MITSUBISHI 単3形アルカリ乾電池 2本パック x 2個
- 商品説明書 x 1
「DE-KD02BK」本体は手のひらサイズ(約 36mm × 36mm × 87mm)でケーブルとセットでも約 54g と軽いです。防災バッグに入れていても負担にはなりません。
付属されているケーブルは全長 17.5cm ほどです。
開けてみた感想としては、軽くてコンパクトなので持ち運びには便利そうという印象です。
電池はある程度重さがあるので、本体が軽いのは助かります。
乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」本体には USB ポートが C と A の2箇所あります(同時に両方使って充電することはできません)。
ポートとは逆の底面にスライド式の蓋があり、そこから電池4本を出し入れします。
プラスとマイナスを間違えて入れることがないよう、本体にどっちの向きで入れるのか電池のイラストがあるのでわかりやすいです。
エレコム 乾電池式モバイルバッテリー DE-KD02BK でスマホを充電してみた
早速本体に電池を入れて実際にスマホを充電してみることにしました。
スマホは充電残量 40% になった Google Pixel 6a で試したいと思います(アプリは全て落として電源は入ったままの待機状態)。
乾電池は商品に付属されていた MITSUBISHI の単3系アルカリ乾電池と、手持ちの Panasonic の エボルタNEO 単3系アルカリ乾電池の2種類を用意しました。
どのくらいの時間でどのくらいまで充電できるのか、フル充電までできるのかなどを試してみます。
商品に付属されていた MITSUBISHI のアルカリ乾電池 4個
まずは商品に付属されていた MITSUBISHI のアルカリ乾電池 4個を本体に入れて、スマホを充電してみます。
残量40% から 1時間毎に何% まで回復したかをみていきます。
時刻 | スマホの充電残量表示 |
---|---|
12:47 | 40% |
13:47 | 38% |
15:47 | 39% |
MITSUBISHI 単3系アルカリ乾電池 4個使用
充電をスタートしてから1時間後、なんと2% 減って 40% から 38% になっていました💦
バックグラウンドで何か動いていたのかとも思い、念の為スマホの電源を落として再度充電を続けてみます。
さらに1時間後には減った 2% の内 1% 回復し、39% になっていました。
乾電池を入れた本体に、付属のUSBコードを使用しても 2時間でほとんど動きがないということになります。
もしかしたら、電池を変えるとスマホの充電スピードが上がるのかと思い、電池を Panasonic のエボルタNEO に変えてみることにしました。
別途購入した Panasonic の エボルタNEO アルカリ乾電池 4個
世界一長持ちする単3形アルカリ乾電池としてギネス世界記録に認定されている Panasonic の エボルタNEO を使ってみます。
乾電池を変えたところでスマホへの充電速度が変わるのか、期待しながら試してみました。
モバイルバッテリーの出力は 0.5A だからそう変わらないかもな〜。
でも乾電池で充電速度とか変わるのかな〜。
スマホは Google Pixel 6a をそのまま使用します。
時刻 | スマホの充電残量表示 |
---|---|
15:47 | 40% |
18:10 | 42% |
19:10 | 43% |
23:43 | 48% |
翌日 | |
9:21 | 58% |
11:50 | 60% |
16:00 | 62% |
Panasonic エボルタNEO 単3系アルカリ乾電池 4個使用
エボルタNEO では時間の経過とともに少しずつスマホに充電されていくのが目に見えて確認できました。
少しでも増えている実感が湧くとそのまま様子を見ておきたくなります。
そのままスタート時点から 24時間、エレコム 乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」でスマホに充電を続けてみることに。
エボルタNEO で充電を始めてから24時間13分後、40% から 62% にまでスマホの充電残量が増えました。
丸1日充電し続けて、22% 回復したことになります。
フル充電まではかなり時間がかかりそうだったので、一旦ここで乾電池モバイルバッテリーでスマホに充電をする実験は終わりにしました。
エレコム 乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」は、電池残量がなくなるとスイッチ部分の LED ライトが消灯する仕組みになっています。
Panasonic のアルカリ乾電池 エボルタNEO で丸1日充電してみましたが、LED ライトは点灯したままだったので、おそらく エボルタNEO にはまだ電池残量がありそうです。
ただ、充電を始めて翌日 11:50 は 60% で 16:00 は 62% と4時間ほどで 2% の充電だったので、失速?しているようにも思えるので、電池が減ってきていて充電により時間がかかるようになってきたのかなあと推測します。
エレコム 乾電池式モバイルバッテリー DE-KD02BK はスマホの充電に使えるのか?
災害時や緊急時用の防災バッグに入れっぱなしにしておくためのモバイルバッテリーとして、乾電池式のものを選びました。
今回は、実際にエレコム 乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」でスマホを充電してみました。
災害時や緊急時に使えるのかどうか、役立つのか試してみたのです。
乾電池はアルカリもしくはニッケル水素電池のいずれか(混ぜて使用は不可)で、スマホを充電するには 4本使用します。
Panasonic の エボルタNEO アルカリ乾電池 4個を入れて、丸一日かけて 20% ほど回復という結果でした。
エレコム 乾電池式モバイルバッテリー「DE-KD02BK」は 出力電流 0.5A です。充電式モバイルバッテリーの場合、種類によっては出力 2A や 3A の商品などもあるので、それに比べると充電に時間がかかってしまうのは仕方ないかなと思います。
前回の記事でピックアップしていた「Panasonic LEDライト搭載 乾電池式モバイルバッテリー「BH-BZ40K」」は、出力 1 〜 0.05A となっていたので、もしかすると エボルタNEO と併せて使うと結果が異なっていたかもしれません。
しかし、完全停電時や充電式モバイルバッテリーが充電されていなくて使えないといった場合には、乾電池式モバイルバッテリーは手軽に使える防災グッズともいえます。
乾電池式モバイルバッテリーは、スマホの充電に十分間に合うというわけにはいかないかもしれませんが、乾電池さえあれば最悪の場合には役立ちそうなので、防災バッグに入れっぱなしにしておきたいと思います。
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