2025年6月17日 FCNT より、手が届くハイエンドスマホ「arrows Alpha」、そして約6年ぶり!「らくらくホン F-41F」の2種類が発表されました。
ハイエンドスマホが手に届くというのは価格帯?!ハイエンドなのに価格を抑えているというのはどういうこと?
約6年ぶりにらくらくホン発売って、2026年3月にはついにNTTドコモでも 3G 回線が使えなくなるのに、携帯電話を今更出すの?
疑問が湧き出ますが、気持ちを落ち着かせて発表会での内容をまとめてみたいと思います。
FCNT 2025年夏モデル「arrows Alpha」「らくらくホン F-41F」は前回とどう違うのか
今回の発表会では「革新と伝統」というテーマがありました。

変わらないこと「伝統」を守る
まず、桑山泰明社長の「変わらないこと」を大事にしたいという信念から、日本の人に使ってもらいやすい製品を提供したいという想いは変わっていません。
FCNT には 1,000万人以上のユーザー数と、徹底した品質基準など30年以上の事業実績があります。
去年2024年8月に arrows We2 / We2 Plus を、そして10月にらくらくスマートフォン F-53E / a / Lite MR01 の5種類を発表しました。
その機種が好評だったとのこともあり、FCNT の企業理念「「やさしいテクノロジー」で、すべての人に未来を」を支えるコアとして、ヘルスケア・サステナビリティ・シニアの三本柱はそのままです。
そのため、新機種の arrows Alpha にも自律神経計測機能、リサイクル素材の利用、エクスライダーやスライドインランチャー等の機能を搭載していること、らくらくホン F-41 ではシニアの方に変わらない使いやすさをという点などは、前回の機種と変わらず製品に反映されています。
変わったこと「革新」AI の導入
2025年モデルを発表したのは、以下の社会背景・動向があったからとのこと。
- AI は誰もが使いこなせているわけではないこと
- 物価高な世情からニーズを捉えて永く使える価値を提供したいこと
- デジタル格差をなくしたい・生活インフラを支えたいこと
① AI は誰もが使いこなせているわけではないこと

今回 AI技術を取り入れた背景には、総務省「情報通信白書 2024年版」の資料から分かったことがあったようです。
日本で生成AI の個人利用率は 9.1% 。
米国の 46.3% や中国の 56.3% と比べて大きな差があることから、日本では生成AI の十分な活用は日常的にできていない、使いこなせていない層も多くあることが分かったそうです。
誰もが使いこなせているわけではない AI を、もっと使いやすく提供したいということで arrows Alpha が誕生したということです。
具体的にどう提供されるのでしょうか。
②物価高な世情からニーズを捉えて永く使える価値を提供したいこと

2017年頃のハイエンドスマホの価格は10万円強だったのが、今では価格が約1.7倍に膨れ上がっているという背景から、10万円でも買えるハイエンドスマホを提供したいという強い気持ちがあったとのこと。

- ” 必要十分 ” 以上なハイエンドスマホではなく、必要十分は担保しつつも快適かつ安定して永く使えるスマホ
- 10万円以下で購入できるハイエンドスマホ
③デジタル格差をなくしたい・生活インフラを支えたいこと

シニア向けのスマホはありますが、FCNT に届く「やっぱりらくらくホンじゃなきゃ!」というお客様からの強い声がずっとあったとのこと。
他に、らくらくホンを出した背景のひとつには、総務省「令和6年通信利用動向調査の結果」の資料から約6人に1人はスマホ以外の携帯電話を選んでいる実態があることが分かったそうです。
どうしてもスマホではなく、らくらくホンがいい。そういうニーズに応えることがデジタル格差の解消と、幅広い層の生活インフラを支えるというFCNTの使命感が現れているのかなと思えます。
2025年夏モデル arrows Alpha について
arrows Alpha の最も大きな特徴は FCNT のスマホでは初の AI 機能「arrows AI 」の搭載です。
「革新と伝統」のテーマにおける「革新」の象徴とも言えます。

FCNT スマホで初の arrows AI 搭載

arrows Alpha の AI 主な機能
- Action Key
arrows Alpha 本体側面にあるボタンをワンクリックするだけで AI( Gemini / arrows AI )にアクセスできる - arrows AI
普段口にするような自然な言葉でスマホの機能を探す機能
記憶以上の記録に仕上げる AI スーパーポートレート と AI アクションショット 機能 - Gemini
かこって検索、Gemini Live、Google Photo Editor(消しゴムマジック等)
スマホの機能を探す際、設定のどこを見たらいいのかわからないといった場合に、普段口にするような自然な言葉で話かけるだけで機能にたどり着けるというのは、便利そうです。

さらに、2025年秋冬にソフトウェア更新で「通知を要約する機能」が実装予定です。

「通知を要約する機能」は、LINEやチャットアプリに次々と届く通知を、グループごとなどに内容を要約して通知してくれるという機能とのこと。
情報の整理と効率的な把握ができそうです。
対応予定アプリは LINE、Microsoft Teams、instagram、X などなど。

グループチャットが多くて通知でいっぱいになるような人には、要約機能は便利かもしれませんね。
サブ管理人は通知がほとんどないから、どちらかというと、自然な言葉でスマホ機能を検索してくれるというのは試してみたいかも。
arrows AI は Lenovo 開発の AI に機能面では日本人に合うよう最適化された AI。今後も進化させていくとのことなので、期待したいところです。

arrows Alpha の外観とスペック
arrows Alpha の外観はこちら。カラーはホワイトとブラックの2色です。



では arrows Alpha のスペックについて、一部抜粋して記載します。
| サイズ | 約156 x 72 x 8.8mm |
| 重さ | 約188g |
| CPU | Dimensity 8350 Extreme |
| 内蔵メモリ | RAM:12GB ROM:512GB |
| 外部メモリ | microSDXC(2TB) |
| バッテリー容量 | 5,000mAh ※超急速充電対応(専用充電器にて) |
| ディスプレイ | 約6.4インチ Super HD / 有機EL 可変リフレッシュレート 最大144Hz |
| アウトカメラ | 有効画素数: 約5,030万(広角)/ 約4,990万(超広角) 撮像素子サイズ: 1/1.5インチ(広角)/ 1/2.7インチ(超広角) F値: 1.88(広角)/ 2.05(超広角) |
| インカメラ | 有効画素数: 約4990万(広角) 撮像素子サイズ: 1/2.7インチ F値: 2.0 |
| 防水機能 | IPX6 / IPX8 / IPX9 泡ハンドソープで洗える・アルコール除菌可能 |
| 防塵機能 | IP6X |
| その他 | nanoSIM / eSIM 対応 FeliCa(おサイフケータイ)・NFC 対応 指紋認証 / 顔認証 Wi-FiはWi-Fi 6まで イヤホンジャックなし エコマーク認定スマホ 大型ベイパーチャンバー冷却機構搭載 |
| カラー | ホワイト・ブラック |
arrows Alpha の分解展示がありましたが、展示されていたのはリサイクル素材を利用しているパーツのみ紹介されていました。



分解コーナー大好き!なかなか見る機会ないですからね~
arrows Alpha を持ってみた重さとサイズ感
arrows Alpha を持ってみたら軽く感じましたが、重さは約188g です。
ちなみに、去年モデルの arrows We2 Plus は約182g 。
透明ケースを付けて使用していることもあるからか、arrows Alpha の方が軽く感じました。
持った時に手におさまりやすくなるようにと、人間工学に基づいて設計された幅約72mm というところに、軽く感じる秘密があるのかもしれません。

arrows We2 Plus の時は実重量より持った時に軽く感じる設計をしているって言ってたけど、Alphaもそうなんかなぁ…


arrows Alpha はハイエンドスマホ?
SoC は Dimensity 8350 Extreme。

ハイエンドスマホに搭載されているようなチップではないの?それって、ハイエンドって言っていいの?
質疑応答でも上がっていましたが、その場にいたほとんどの人がそう思ったように感じました。
しかしトータル的にみて、とにかく「安定して高いパフォーマンスを維持できるか」に着目したとのこと。
ストレージ・カメラ・ディスプレイ・デザイン・電池などトータル的にみて、快適かつ安定して永く使えるスマホを、10万円以内で販売することを実現させるための結果が「手が届くハイエンドスマホ arrows Alpha」ということです。
FCNT では arrows Alpha で arrows AI をぜひ体験して欲しいという想いがあるので、10万円以内で販売することにはこだわったのかもしれません。


arrows Alpha は arrows シリーズのハイエンドモデルとして発表されましたが、そのスペックを見ると、「本当にハイエンドなのか?」と疑問に思う部分もありました。
ローエンド(エントリー)、ミドル、ミドルハイ、ハイエンドといったクラスのカテゴライズはとてもデリケートな言葉なんだろうなと、改めて感じた次第です(ユーザーや評論家が好き勝手に言うくらいがちょうどいいのかも?)。

ハイエンドは SoC だけじゃないと言いたいのもわかるかも〜。
オーバーなハイエンドじゃなく、必要に応じたハイエンドって感じ?
有機EL Super HD ディスプレイとボディの堅牢性


最大144Hz の可変リフィレッシュレートも採用されたとのことで、原神などゲームを体験できるコーナーもありました。
少し遊んでいるとボディが熱くなりましたが、滑らかな動きでアクションも綺麗だなと感じました。
ゲームの画面を載せることはできませんので画像は割愛しますが、日頃 iPhone 12 で原神をしているサブ管理人がみて思ったことです。
ちなみに arrows Alpha には大型ベイパーチャンバー冷却機構が搭載されています。

80℃の高圧洗浄機でも大丈夫 IPX9 !
arrows Alpha の防水機能は IPX9 です!今年の流行りでしょうか?!
高圧洗浄機で実際に放水をしてみた動画はコチラ。
ブシャー!っと結構な時間放水していましたが、なんてこともなく、指代わりに水圧でタップしてる?というくらい。
びしょびしょに濡れていましたが、シレっとした顔の arrows Alpha でした。
-1℃でも使えます
一際目につく、氷漬けになった arrows Alpha 。

-1℃は日本でもありえる環境ということで氷漬けで展示されていました。
氷が溶けて画面に水滴がついていても、指で操作可能です。
タップ・スクロール・文字入力など、特に違和感なくスムーズな動き。
スマホが氷漬けになるなんて考えたことがなかったのですが、冬場は豪雪地帯になる地域に住んでいる親戚や、ウィンタースポーツが好きな従兄弟のことを思い出していました。
落とされても踏まれても叩かれ?ても石鹸で洗っても大丈夫
前回の arrows We2 シリーズ等と同様に arrows Alpha も堅牢性を誇るだけあって、日常生活でそこまですることないんじゃないの?とも思えるテストをくぐり抜けているようです。
一部、堅牢性を実証してみせるコーナーがありました。
まずは 1.5m の高さからコンクリートの地面に落とす実験。
コンクリートの地面にガン!と落ちて転がっても、大きな傷もなく動きにも全く影響がありませんでした。

尖鉄落下テスト、靴を履いた足で arrows Alpha を踏んでみるテストなども見てきました。

尖鉄落下テストでは arrows Alpha の本体側面に鋭利に尖った鉄をドンと当てるテスト。
本体にはどうしても傷はつくものの、画面や動作に影響は出ないといった結果でした。
次は、足で踏んづけてさらに全体重をかけるテスト。


踏んづけた後、思わずごめんようと arrows Alpha を撫でてしまったくらいでしたが、目立った傷もなく。
タフなスマホといえば TORQUE シリーズを思い浮かべてしまいますが、arrows Alpha はガッシリとした見た目ではなくてもタフさを見せてくれました。
泡ハンドソープで丸洗いしても大丈夫というのも健在です。
カメラのレンズ部分や端子部分も、気にせず泡をつけて洗い流しても大丈夫!
※洗い方については FCNT公式サイトで確認が必要です。

約35分でフル充電可能な 5,000mAh のバッテリー
arrows Alpha には1回の充電で約2日持つという長持ちバッテリー 5,000mAh が搭載されています。
同梱の専用充電器と充電ブースト設定を利用すると約35分で1%から100%までの超急速充電が可能とのこと。

AI 機能で夜のポートレートや動く被写体にアクションショット
あまりカメラにくわしくないサブ管理人。
だからこそ、気軽に撮ってもそれなりにきれいな写真になっていると嬉しいところ。
メインカメラは約5,030万画素、超広角もインカメも約4,990万画素のトリプルカメラ。
さらに、きれいに撮影ができる arrows AI 機能付きです。
- 白飛びや黒つぶれができるだけ出ないように
- 複数人数で撮影時に目を瞑ってしまった人が出ないように
- 動く被写体でもぶれないように




気になったのは、AI 機能でポートレートモードと、アクションショットがあるところ。
ポートレートモード
夜間にイルミネーションの光があっても、背景をぼかしてくれるので、人物をしっかり写すことができます。



アクションショットでブレない!
アクションショットは、走っている犬や動く猫など、素早いベットの動きをハッキリと切り取って写真にしてくれる機能。
画面に表示されるダッシュ?みたいなマークをタップ(オンの状態に)するのがポイント。
普通なら、ピョーンと伸びた被写体が撮れて「これ何?」となりそうなところ、いつも通りシャッターボタンを押すだけで、ブレずにきれいに撮影ができます。



アクションショットはおもろかった。
カメラ起動後右下の走ってるアイコンボタンをタップでON。これで動きの速い被写体も撮れる!

これは楽しい!!
走っている犬とか猫の手の動きとか、早すぎていつシャッター押したらいいかわからん!って思うけど、とりあえず撮ったら撮れた!ってなりそう!
arrows Alpha の機能やスペックについては、FCNT 公式サイトでもっと紹介されています。
arrows Alpha の価格は?!
さて、FCNT 初の arrows AI 機能を搭載したスマホ「arrows Alpha」はいくらで手に入れることができるのでしょうか。
手が届くハイエンドスマホということで 10万円以内の販売価格にこだわりがあるようでしたが・・・

arrows Alpha 発表の時点では、販売価格は未定です!
市場想定価格は¥80,000台(税込)で売れるよう協議中らしいです。
¥80,000台といっても幅が広いですからね。
乗り換え特価の対象になるのかどうかなども気になります。
arrows Alpha 発売予定日は2025年8月下旬以降
arrows Alpha はドコモ版の F-51F も、SIMフリー版も共に 2025年8月下旬以降に発売予定とのこと。
arrows Alpha F-51F は、NTTドコモで 2025年6月17日の発表と同時に予約スタートしています。
arrows Alpha SIMフリー版は取り扱い販売店、明確な発売日、価格も全て未発表です。
SIMフリー版が出るということで、期待できる事業者はいくつか思い浮かびますが、さてどうなるのか。
今後追っていきたいと思います!
らくらくホン F-41F
※ 2025.06.17 の発表会で公表された販売チャネルより一覧を掲載
※ SIMフリーモデルの販路 2025.08.01 に発表された内容に基づき掲載しています。参考情報:SIMフリーモデルの「arrows Alpha」を8月28日(木)より発売
約6年ぶり!「らくらくホン F-41F」について
さて、arrows Alpha と同時に発表されたのは「らくらくホン F-41F」です。
約6年ぶりになる携帯電話「らくらくホン」シリーズ最新版です。
NTTドコモで最後になりますが、いよいよ3G 回線が使えなくなります。
ずっと古い携帯電話を使っている場合、3G 回線の終了とともに使えなくなってしまう場合もあります。
機種変更をしたくてもスマホには抵抗があった方にとっては、朗報なのではないでしょうか。
社会インフラとしての役割「らくらくホン」
実際「らくらくホンがなくては困る」「生涯ガラケーを使いたい」といった切実な声が、FCNT に届いているとのこと。

FCNTの企業理念通りで、誰ひとり取り残すことなくテクノロジーでシニアに寄り添いたいという信念が伺えます。


年齢と共に身体能力が低下することは誰しも経験中、これから経験していくことです。
- 見やすい文字への細かいこだわり
- 青色が見えづらくなることから色調整を施すこと
- 聞こえやすさを調整
- コンパクトながらも押しやすい物理ボタン
- マニュアルがなくても操作可能な分かりやすいデザイン
など
このように、「らくらくホン F-41F」にも FCNTの伝統とこだわりが詰まっています。

サブ管理人も老眼が始まっていますので、小さい文字で「5」「6」「9」の区別がつかない時があります。
区別しにくい文字も、できるだけ判別しやすいように微調整を重ねたフォントを開発しているそうで、らくらくホンだけじゃなく全てに採用してほしいと思ってしまいました。
押しやすい物理ボタンで、着信時には「電話に出る」ボタンが光るとか!
ボタンの配置は懐かしい感じもしますが、直感的に分かりやすいのだろうなとも思えます。

らくらくホン F-41F の外観とスペック
らくらくホン F-41F の外観はこちら。カラーはホワイトとネイビーの2色です。




では、らくらくホン F-41F のスペックについて、一部抜粋して記載します。
| サイズ(折りたたみ時) | 約113 x 52 x 16.9 mm |
| 重さ | 約134g |
| CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 210 Processor |
| 内蔵メモリ | RAM:1GB ROM:8GB |
| 外部メモリ | microSD:2GB microSDHC:32GB microSDXC:- |
| バッテリー容量 | 1,500mAh |
| ディスプレイ | メイン サイズ:約3.0インチ サブ サイズ:約1.5インチ TFT液晶 |
| アウトカメラ | 有効画素数:約800万 撮像素子サイズ:1/4.0インチ F値:2.0 |
| インカメラ | 有効画素数:- 撮像素子サイズ:- F値:- |
| 防水機能 | IPX5 / IPX8 |
| 防塵機能 | IP6X |
| その他 | nanoSIM 対応 FMラジオ 対応 通信方式 4G(LTE) / 3G(3Gは海外のみ) |
| カラー | ホワイト・ネイビー |

通信方式も国内では 4G(LTE)に対応となっていますね。
らくらくホン F-41F の分解展示。


ガラケーの部品は作っているところも少なく希少なようで。
スマホ全盛期だからこそ、らくらくホンの分解展示は価値があるように感じます。
らくらくホン F-41Fも防水加工済み
らくらくホン F-41Fは防水(IPX5/8)ということで、水没テストも見せてもらえました。


生活している上で携帯を濡らしてしまったり、落としてしまったりすることはありえます。
多少のことは気にせず使えるという安心感は、シニアの方にとっても心強いと思われます。
ワンセグはないけど FMラジオ機能はあり!
本体の USB Type C 端子にアナログ方式のイヤホンをアンテナとして挿すと FMラジオが聴けます。
災害時など「いざという時にはラジオがいいんだよ」というユーザーの声が今だに届くそうで、らくらくホン F-41F には FMラジオ機能を搭載したそうです。

「らくらくホン F-41F」ドコモから2025年8月上旬以降発売予定
根強いユーザーにとっては待望の携帯電話新機種「らくらくホン F-41F」は、NTTドコモから2025年8月上旬以降発売予定です。
カラーはホワイトとネイビーの2色。
2025年6月17日の発表と同時に予約スタートしています。
ただし価格は発表段階では未定。
「arrows Alpha」「らくらくホン F-41F」発表会の感想
らくらくホンをなぜ今、出したのか。
そこには桑山社長の強い思いがありました。
携帯電話を作っているところがどんどんなくなってきている背景があるから、今や部品調達すら難しくなっている状況。
らくらくホンを新しく作ることは、もちろん Lenovo からも反対されたとのこと。
それでも少なからずニーズがある限り「らくらくホンを出したい」という強い意思を言い続けて、今回新作発表をすることができたそうです。
「誰ひとり取り残すことなく」「やさしいテクノロジー」FCNT の確固たるこの想いは、いつお会いしても熱く伝わってきます。
桑山社長は「Passion」と言う言葉が似合う方だなあと、いつも勝手に思っています。

「誰ひとり取り残さない」なんて無理だよって思ってしまいますが。
例えば、サブ管理人の家の近くに視覚特別支援学校があります。視覚障害をお持ちの方はスマホで電話番号を押す時はどうしているんだろうとか考える時があります。
もしくは、災害時に手にスマホがあっても画面を見ることができない状態になった時、自分が急に目が見えなくなる状態になった時、スマホで誰かに連絡したいと思ったらできるのかな?と不安になることもあります。
デジタル社会に取り残されそうなユーザーの声を拾いたいという FCNT の気持ちには、いつも心を動かされます。
AIって業務効率化のためのように広めようとしてるのかなと感じる昨今ですが、個人的には障害や年齢による身体的機能に対してサポートしてれるような AI だったらいいのになと思います。

arrows Alpha について、管理人としては、「ハイエンド」とカテゴライズして紹介されるよりも、「arrowsシリーズとして、arrows AIを快適に体験できるスマホを作った」と紹介されるほうが、す~っと飲み込めそうな気もしました。
というのも、arrows Alpha には arrows AI が深く寄り添っていると感じたから。
カメラ機能では、ポートレート撮影時の自然なボケや玉ボケ、早い動きの認識、笑顔検出からの開き目生成など、多様なシーンでAIが活躍。その他にも、通知を要約するAIや、自然言語でやりたいことをサポートしてくれるAIなども紹介されました。
本体側面にはアクションキーが搭載されており、arrows AIに簡単にアクセスできる設計も、arrows Alpha と arrows AI が寄り添っていると強く感じる部分でもありました。
このように、arrows Alpha の側には arrows AI が存在しています。
「FCNTは今後、arrows AIの開発に注力していく。だから、このarrows AIを快適に体験できる arrows Alpha をぜひ手に取ってほしい」、と紹介してくれた方が、arrows Alpha の本質がより明確に伝わったのではないかと、そう感じたのでした。
らくらくホン F-41F
※ 2025.06.17 の発表会で公表された販売チャネルより一覧を掲載
※ SIMフリーモデルの販路 2025.08.01 に発表された内容に基づき掲載しています。参考情報:SIMフリーモデルの「arrows Alpha」を8月28日(木)より発売






コメント