こんにちは!サブ管理人です。
Android も iPhone も最近のスマホはほとんどデュアルSIM に対応しています。
2つの SIM を入れてモバイルデータ通信用と音声通話用に分けたり、日頃は使っていなくても通信障害時に使ったり、活用方法は様々です。
SIM 毎に契約して月額料金がかかるので、幅広く一般的な使い方ではないかもしれません。
しかしデュアルSIM で1枚はスタンバイ状態にしておくと、通信障害などが長時間起き、どうしても通信・電話が必要な場合には心強いとも感じます。
サブ管理人はソフトバンクの SIMカードと povo2.0 の eSIM をいれてデュアル(2枚)SIM で利用している iPhone があります(SE 第3世代)。
日頃はソフトバンクで使っていますが、いざというときのために au の回線が利用できる povo2.0 の eSIM を入れているのです。
最近、格安SIM の IIJmio ギガプラン 音声SIMカードから音声eSIM に交換しました。
それを機に、すでに2つのSIM が入っている iPhone にさらに IIJmio の eSIM を入れたらどうなるのかと思いやってみたことを記載します。
iPhone SE 第3世代 に、ソフトバンクのSIMカード、povo2.0 の eSIM、IIJmio の eSIM 合計 3枚の SIM を入れてみます(いずれも音声対応)。
デュアルSIM 対応の iPhone シリーズ
デュアルSIM で活用できる iPhone は XS 以降のシリーズです 。具体的には下記のシリーズがデュアルSIM に対応した iPhone です。
- SIM カード + eSIM
iPhone XS / XS Max / XR
iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
iPhone SE(第2世代)
iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max - SIM カード + eSIM もしくは 2 つの eSIM
iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max
iPhone SE(第3世代)
iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max
※ iOS 12.1 以降
※ 5G を利用する場合は iOS 14.5 以降
※ SIMロック解除されていること
※ eSIM に対応した通信事業者の eSIM を利用すること
※2023年9月25日調べ
- Apple | eSIM でデュアル SIM を活用する
デュアルSIM 対応の iPhone は eSIM を複数入れることができる
SIMカードとeSIM の組み合わせでデュアルSIM として利用できるのは iPhone XS 以降は対応していますが、2つの eSIM で利用できるのは iPhone 13 シリーズ以降です。
活用できるのはデュアル(2つ)の SIM までですが、 iPhone には eSIM の情報を複数枚入れることができます(8個以上)。
使えるのは 2つまでなので、複数の eSIM を入れれたとしても有効にできるのは2つの SIM まで、モバイルデータ通信に利用できるのは1つということを注意しましょう。
- Apple | iPhone の eSIM について
iPhone SE 第3世代に 3つの SIM を入れてみた
手元の iPhone SE 第3世代は iOS16.6.1 です。
すでに、ソフトバンクの SIM カード + povo2.0 の eSIM が入っていますが、さらに IIJmio の eSIM プロファイルをダウンロードし、構成プロファイルをインストールしました。
3つ SIM をいれると1つはオフになり デュアルSIM で活用できる
実は「モバイル通信設定完了」と出る前、eSIM のアクティベート途中で「オフにするモバイル通信プランを選択」という画面が出てきます。
SIM は2つまでしか有効(オン)にできないので、3つ目を入れた際にすでに2つ入っているうちのどちらかをオフにする必要があります。
今回はソフトバンクのSIMカードをデータ通信用に、 IIJmio を音声通話用に利用するため、povo2.0 を一旦オフにしました。
このように設定します。
すると、データ通信はソフトバンク回線4Gでつながりました。
他の電話から IIJmio のSIM の電話番号に電話をして受けた画面です。 IIJmio の電話番号にかかってきたので、相手の電話番号の下に「I」とついています。
※ iPhone の設定から SIM の「モバイル通信プランの名称」でIIJmio とつけたため「I」と表示されています。
折り返し電話をかけてみたところです。発信中の前に「I」とついています。
デフォルトの音声回線が IIJmio に設定されていても、ソフトバンク回線の電話番号に電話がかかってきた場合は、ソフトバンクの回線で受信され、相手の電話番号が表示されている下に「S」とついています。
※ iPhone の設定から SIM の「モバイル通信プランの名称」で SoftBankとつけたため「S」と表示されています。
ソフトバンク回線にかかってきた電話にそのまま折り返し電話をかけてみました。デフォルトの音声回線は IIJmio に設定していますが、ソフトバンク回線での発信となっています。
折り返しの電話はかかってきた番号で発信されますので、相手に知らせていない番号でかけるということがないということなのかなと思いました。
連絡先などから電話番号を選んで発信する場合は、デフォルトの音声回線で設定している電話番号で発信されます。
iPhone で有効にしている SIM を切り替える
3つ目の SIM を iPhone に入れた際、すでに入っている2つのうち1つをオフにしました。
オフにした SIM を有効にして、活用する SIM を切り替えてみます。
モバイルデータ通信をソフトバンクから povo2.0 に変えてみました。
途中 povo2.0 を有効にする場合、オフにする回線をソフトバンクか IIJmio から選ぶ画面が出ますので、ソフトバンクをオフにします。
データ通信は povo2.0(povo 4G)でつながりました。
このように、3つの SIM を入れると 2つを有効にできて、iPhone をデュアルSIM で活用できます。
「オフにするモバイル通信プランを選択」でオフに設定した回線に、他の電話から電話をかけてみましたが、つながりませんでした。
3つの SIM を入れて iPhone をつかってみた感想
iPhone XS 以降はデュアルSIM として活用できますが、3つ入れたらトリプルSIM 状態に感じます。
しかし、3つ入れたところで、有効にできるのは2つまでで、データ通信に設定できるのは1つです。
データ通信と電話回線を別々にして2つの SIM を有効にして利用できても、データ通信回線を変更するときは、毎回オフにする回線を選んで設定することになります。
面倒といえば面倒なので、データが足りなくなったら増量オプションを使うとか、別の端末でテザリングする方が楽なのかと悩みます。
複数の SIM を入れたところで、有効にできるのは2つです。
eSIM を複数入れ、オン(有効)とオフ(無効)の切り替え時に間違って eSIM を削除してしまうと、その eSIM は利用できなくなります(通信事業者で再発行を依頼することになる場合もあります)。解約や機種変更で完全に移行してしまうまでは「eSIM を削除」は絶対にしないように注意することもポイントです。
今回 iPhone SE 第3世代にSIMカード+ eSIM を2つの合計3つの SIM を入れて、デュアルSIM 利用してみたことを記載しました。
結果、個人的には 2枚もあれば十分という感想です。
当ブログでは別記事にてデュアルSIM の活用方法や iPhone とAndroid で設定する方法について、デュアルSIM でサブ回線におすすめの SIM(通信事業者)の紹介のことを記載しています。
デュアルSIM で使ってみたい場合や、副回線におすすめの SIM について興味がある場合はご参照ください。
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