こんにちは!サブ管理人です。
少し時間が経ってしまいましたが、2022年4月23日(土)の午後にオンライン開催された「IIJmio meeting Online #32」に参加しました。
Twitterで見かけて興味深い話題がありましたので、慌てて見始めました次第です。
2022年4月時点のIIJmioのサービスアップデートの内容
プログラムでは「IIJmioアップデート」として、IIJmioのギガプラン月額料金が2022年4月から値下げになったこと、通話定額オプションの内容が刷新されたこと、危険・不審・迷惑SMSメッセージブロック機能の提供の開始のことや18・19歳の方の申し込みについてなど、ニュース的な情報、そしてIIJmioで販売開始されているスマホやタブレット、スマートウォッチ、ノートパソコンなどガジェット商品の案内がありました。スマホは新品だけでなく中古品も取り扱いがあり、興味深いところです。
IIJmio ギガプラン月額料金の値下げと通話定額オプション料金刷新のこと
2022年4月からIIJmioのギガプラン月額料金の値下げにより、4ギガプランの月額料金が音声SIMでも税込1,000円切るのは注目しました。3ギガじゃなく、4ギガでその金額は目をひきます。通話定額も完全かけ放題が月額税込1,400円も、サブ管理人は仕事で使っている上に実家の固定電話に長電話してしまうので、ありがたい値段設定です。
IIJmioの通話定額オプション料金は刷新されたことで、家族間通話の特典はなくなったものの、1回につき5分まで、10分までの通話定額と完全かけ放題の3種類になりました。とてもシンプルでわかりやすいと感じました。
通話定額オプションには「みおふぉんダイアル」アプリは必要かどうか
また、通話定額オプションはプレフィックス番号をつけるために「みおふぉんダイアルアプリを利用して下さい」となっていますが、実はタイプD(ドコモ回線)で契約している場合はアプリ利用(プレフィックス番号付加)不要、タイプA(au回線)はアプリ利用(プレフィックス番号付加)必要のため、一律アプリ利用必要と案内されていることを知りました。
アプリ利用発信が面倒だと思っているので、かけ放題でプレフィックス番号付加なし発信できるMVNOを好んで使うことをモットー?!にしているサブ管理人にとって、この情報はとてもありがたく感じました。
また「タイプA利用のお客様がアプリなし発信してしまうと、定額オプションを申し込んでいたとしても通常通話料金がかかってしまうことがあり得る為、一律アプリ利用必要としている」というお話を聞くと、お客様目線で安全な方法を提案されていること、自分はタイプDだと確証していればアプリなしで利用しても大丈夫なんだということがわかると、ますます好感度が上がりました。
IIJの農業IoTビジネスについて
スマホではないもので通信を利用していることとして、IIJのIoTビジネス事業アグリビジネス推進室室長の花屋誠さんの「IoTにおけるLPWAとLTEの関係」というトークセッションでした。
IIJのIoTビジネスは産業・農業・高齢者住宅などのホーム、見守り・エネルギーの大きく4つの部門があるとのことですが、今回は農業IoTについてのお話でした。
サブ管理人はLPWAも初耳状態で、技術的なお話は分からないまま聞いていましたが、それでも興味が湧くお話でした。人は食べ物がないと生きていけないので、農業や漁業においての後継者不足は食糧危機にもつながるんじゃないかと、ぼんやり危機感を持っているので、農業IoT、漁業IoTには興味があります。
農業IoT利用というのは、例えば田んぼでお米を作っている場合、田んぼから離れた自宅でも水位や水温のデータを取り、センサーから送られてきた情報で監視できるように利用しているのが代表例。
花屋誠さんは室長というポジションでありながら「現場を知ることをモットーにしている」とIIJ社員の中で最も田んぼに入って作業をしている方とのこと。
だからこそ現場の現状がより伝わるのだと思いました。技術的にはわからない私にも熱い思いが伝わるのはそういうことなのかな。
LPWAはLow Power Wide Areaの略で無線技術の総称。総称であって、通信方法がいろいろあるようです。Low Power Wide Areaは消費電力が少なく、広い範囲に通信利用できるという意味です。
LPWAの内、通信方式「LoRa」というのは少ないデータ量であれば、条件が整うと10km以上の距離ならデータ送受信できる無線通信方式で、設置箇所など詳しくなくても、1kmほどならデータを飛ばすことができるそうです。
その通信方式を利用して、広い農地の見回りせず水の管理をしようということで、通信と水位を感知するセンサーを合体させた水田センサー装置(IIJが開発した水田センサーは単三乾電池2本で1年間持つそうです)と、水が減ったら自動でバルブが開いて水を引き込む自動給水弁を設営して、そのデータをLPWAの通信方法を利用して手元のアプリで監視できるというシステムを開発・実用されているそうです。
今後は農業農村向けに水の管理システムをもっと多用的に利用できることを目指しているとのことで、気になるところです。人が少ないところで水の管理ができると、水害も減りますし、人の負担が減らせることができます。IoTならではの方法で日本の農業を支えることができるのは素晴らしいと思いました。
ちなみに、このように作られたお米「IIJ IoT米」はノベルティ化されているそうです。食べてみたい!!
iPhoneで緊急通報できない問題
次のセッションはエンジニア広報部の堂前清隆さんのお話で「緊急通報問題と周辺事情」についてでした。
とても気になっていたので、興味津々で聞いていました。2021年に話題になった「iPhoneで緊急通報できない問題」はすでにiOS15.2にアップデートすれば解消されたことですが、その後Androidでもいろんな機種で同じような問題がありました。都度ソフトウェアアップデートで解消されていきましたが、ハラハラするニュースでした。
iPhoneの場合、日本でデュアルSIM使って緊急通報できなかったのはモバイルデータ通信用のSIMとデフォルトの音声通信用のSIMのデュアル利用の場合に発生したことだったこと、またその解説を堂前さんがとてもわかりやすく説明されていました。
ほんまにわかりやすくて、詳しくはぜひIIJのアーカイブ動画を見てほしいです。思わず「は〜〜!!(なるほど)」って言いたくなります!
緊急通報すると特別な手順で優先的にGPS情報も含めて電話接続される日本の緊急通報システムならではのことで、インフラ的には国民にとって非常にありがたいシステムなことも分かりましたし、緊急通報できないようなスマホが日本に出回ってよかったのか、技術基準適合認定と総務省についての解説もありました。
さらにIIJが警察に特別許可を得て緊急通報の実験されたお話もあり、正直そこまでしたのかと、とても感動しました!
最後のセッションはIIJでSIMを作っているお話
最後は「IIJ、SIMを作る」というタイトルで木野純武さんのお話。木野さんはIIJのSIM氏というあだ名があるほどの方。5Gサービスが始まったことにより、フルMVNO事業者のIIJでも5Gを意識してMNOとの相互接続などを踏まえて、SIM・eSIMの設計をしていっているとのことの解説です。
サブ管理人にとって、専門技術的過ぎて、ここでなんの説明もできませんが、なんだか楽しそうにお話されるので、わからないままに参加はしていました(笑)
IIJはMVNO事業者でも「フルMVNO」の事業者です。フルMVNOは販売から顧客管理、そして自社でSIMカードを発行してユーザーに貸し出しができる業者のことなのですが、以前そのことについての記事を書いていますので、ご参考までに読んでいただければ幸いです。
IIJmio meeting Online #32に参加して
セッションの後は視聴者の方々からTwitterで質問を受け付けていたことに解説されるQ&Aのコーナーもあり、かなり充実した内容でした。サブ管理人は緊急通報のセッションを聞きたかったので、参加することができて大満足です。ソフトウェアのアップデートにより緊急通報できない問題は解消されたりしていっていますが、今後もまた出る可能性もありますし、今の段階で事象が起きるパターンや考えれる理由も分かったことは勉強になりました。
農業IoTのお話でLPWAのことを知ったことも勉強になり、興味があるので引き続き注視したいと思いました。沼津は農業も漁業も盛んなので漁業のIoT化も気になります。
IIJのかけ放題プレフィックス不要・必要のこともはっきり分かり、タイプDで利用してみたいので乗り換え検討中です!
2022年9月17日に IIJmio meeting Online #33 が開催され、管理人とサブ管理人でオンライン視聴に参加しました。こちらもよかったら見ていただければ幸いです。
また、コロナ禍以前、関西に住んでいましたので大阪で開催された IIJmio meeting #24 と #25 に参加したことがあります。その時のことを管理人が記事にしていますので、こちらもよかったら見ていただければ幸いです。
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